通院が続かなかった方は、少なくありません。
図は、1年あたりの受診中断率8.25%をもとにした割合のイメージです。
厚生労働省の戦略研究「J-DOIT2」では、かかりつけ医に通院する2型糖尿病の方を対象に、受診中断の実態が調べられました。特別な診療支援を行わなかった場合、1年あたりの受診中断率は8.25%と報告されています。およそ12人に1人にあたります。
一つの理由だけではなく、生活の中のさまざまな事情が重なって、受診の間隔が空いてしまうことがあります。同じ研究では、受診前後の連絡や食事・運動の支援などを組み合わせることで、受診中断が約6割抑えられたことも報告されています。
この研究は当院の治療効果を示すものではありませんが、治療の続けやすさは、ご本人の努力だけではなく、医療機関の支え方や通院の見通しにも関わることを示唆しています。
久しぶりの受診では、行きづらさや不安があるのは自然なことです。すべてを整理してから受診する必要はありません。当てはまるものがあれば、そのままのお気持ちでご相談ください。
しばらく行っていないので、今さら受診しづらい
覚えているところからで構いません。
診察では、いつ頃まで通院していたか、どのような治療を受けていたかを、覚えている範囲でうかがいます。
診察で注意されそうで不安
今の生活で、取り入れやすいことから考えます。
食事や運動を、一度に大きく変える必要はありません。
悪くなっていると思うと、結果を知るのが怖い
数値の意味と、次にできることまでご説明します。
検査結果を知ることに不安を感じるのは、自然なことです。
お薬をやめてしまった、または名前を覚えていない
お薬の状況も、わかる範囲でお聞かせください。
いつ頃から飲んでいないか、飲みにくかった理由があったかを、覚えている範囲でお話しください。
久しぶりの受診では、「何をするのかわからない」ということも不安の一つだと思います。当日の流れを、あらかじめご案内します。
WEB予約は
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覚えている範囲で
構いません
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インスリンを中断している方や、急にのどが渇く、尿の量が増える、吐き気がある、強いだるさがあるなど、急な体調変化がある方は、できるだけ早い日時でご予約ください。ご予約の際に、症状の内容を備考欄にご入力ください。
WEB予約 >治療の中断やインスリン不足をきっかけに、早急な治療が必要な高血糖を起こすことがあります。意識がぼんやりする、息苦しいなどの強い症状がある場合は、速やかに救急医療機関を受診してください。
資料がそろっていなくても受診できます。
お持ちの場合はご持参ください。
診療情報が必要になった場合は、ご本人にご説明し、同意をいただいたうえで対応します。
お手元にあればお持ちください。
過去の数値がわかると、経過を確認しやすくなります。
お手元にあればお持ちください。
残っているお薬、薬袋、処方内容を撮影したスマートフォンの写真なども参考になります。
どちらかをお持ちください。
受付でご提示いただきます。
過去の資料がそろっていないことを理由に、受診を先延ばしにする必要はありません。まずは現在の診察と検査から、わかることを一緒に確認します。
糖尿病では、目、腎臓、神経、血管などへの影響が、体調の変化として現れる前に見つかることがあります。普段どおりに生活できていても、検査をすることで初めてわかる変化があります。
見えにくさを自覚したときには進んでいることがあります。眼科での定期確認をご案内します。
尿検査・血液検査で、働きが落ちていないかを確認します。早期なら手が打てます。
血糖だけでなく血圧・脂質もあわせて管理し、動脈硬化の進み具合を確認します。
足のしびれや感覚の変化を確認します。傷に気づきにくくなる前に見つけます。
治療を再開する際には、血糖値だけでなく、これまでの経過や現在の状態に応じて、必要な合併症の検査も検討します。今の状態を確認することで、これから必要な予防や治療を選びやすくなります。
Q費用はどのくらいかかりますか。
保険診療です。初診時の費用は、診察や検査の内容によって異なります。費用の目安を確認したい方は、受診前に受付へお問い合わせください。
Q予約は必要ですか。
スムーズにご案内するため、Webまたはお電話での事前予約をおすすめしています。当日の受診をご希望の場合は、お電話でお問い合わせください。
※出典:厚生労働省 戦略研究「糖尿病予防のための戦略研究」課題2(J-DOIT2)/『糖尿病受診中断対策マニュアル』より